日本では、結婚に際して新婦が嫁入り道具を持参する伝統があり、その代表として家具があります。
家具は、家財道具のうち家の中に据え置いて利用する大型の道具類や新築などの住宅に元々造り付けられている比較的大型の道具類をさします。
例えば、クロ-ゼットや玄関収納(下足箱など)あるいはキッチンボ-ドなどです。
最近ではテレビボ-ドなども造り付けられています。
日本の建築基準法では、造り付け家具は、建築確認や完了検査の対象となりますが、後から置かれる持込家具は除外されます。
日本では、家具は木製が多く特に衣装収納家具(タンスなど)の材質として、湿気を吸収しやすく燃えにくい桐が最高級の素材とされています。
収納家具の代表的なのは、箪笥類(洋服箪笥・和箪笥・茶箪笥など)や棚類(本棚・吊戸棚・食器棚・下駄箱など)と伝統的な葛籠(つづら)や行李(こうり)などがあります。
玄関ドアを開けて最初に目に入る家具が玄関収納(下駄箱)です。
玄関収納には、ト-ルタイプとカウンタ-タイプとト-ルとカウンタ-に吊戸棚を付けたタイプがあります。
ト-ルタイプは高さが1,500mm~2,400mmくらいあるものをいいます。
またカウンタ-タイプは高さが800mm~1,200mmくらいのもをいい天板が取り付けられています。
天板の材質はメラミン化粧板貼りで先端がR形状になったポストフォ-ムや人工大理石・天然石(大理石や御影石など)またゴム集成材やタモ集成材あるいは無垢材(欅・桧など)を使用している場合があります。
本体はポリエステル合板が主流で、棚板は汚れても洗うことができる樹脂製のものを使うことが多くなっております。
扉ですが以前は取手やツマミなどが主流でしたが、現在では引き手加工したスク-プエッジを使うことが多くなりました。
理由としては、扉自体がすっきりとして見え、また、最近の住宅では玄関スペ-スを広く取れないので、取手があれば狭く感じるといったことも背景にあります。
スク-プエッジにはJの形をしたものと舟の底のような形をしたのもがあります。
扉の材質ですが、汚れとキズそれに水に強いメラミン化粧板が一般に使われています。
玄関は住宅の出入口であると同時に住まいの顔でもあります。
従来は、下駄箱といえば床に直接置いており台輪と言われるケコミ部分があります。
これは棚の奥にあるものを取るのにこのケコミに足先が入りとりやすくしています。
また、掃除をした時に当たってキズが付いても目立たなくする役目もあります。
玄関での動作を考えると、玄関は外と内の境界線です。
框(かまち)と呼ばれるところを境にして、靴を脱いで部屋に入ったりまた逆のことが行われたりします。
現在の新築住宅では、下駄箱を床に直接取り付けないで、床から浮かして(150mm~300mm位)取り付けられている場合が多いです。
空間になったスペ-スに足元灯(間接照明)を付けることもあります。
また空間に浮かすことにより玄関がスッキリとして広く見えます。
また、清潔感のある玄関にも見えます。
玄関で脱いだ靴を下足箱に入れますが、普段履かない靴を収納したり、また、小さなお子様のいる家庭ではベビ-カ-や遊び道具などを収納できるスペ-スやお父さんなどのゴルフ道具を収納するスペ-スが欲しいと思っている方が大半だと思います。
最近では、玄関収納もシステム化してきており小物を入れるスペ-ス(内部引き出し)やコ-トなどを掛けることのできるパイプなどが付けられています。
また内部に傘を収納できるようにもなっています。
次に、玄関収納のサイズですが、玄関の大きさや広さによって決まります。
広い玄関スペ-スの場合はカウンタ-タイプの方が良いように思います。
ト-ルタイプだと威圧感があり圧迫感を感じることがあります。
逆に狭い玄関スペ-スの場合はカウンタ-タイプだと収納力が少ないので出来るだけ収納力があるト-ルタイプの方が良いと思います。
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